タスク管理が続かないのはすぐに成果がでると思いこんでいるから-タスク管理は技術である

タスク管理が続かない人が多い理由。

それははじめの頃に投資する時間が多いということだ。

タスク管理は技術。すぐに大きな成果が目に見えてあらわれるわけではない。

しかし続けたその先には、世界の見え方が変わってしまうくらいゆとりある生活が待っている。

僕がタスク管理をはじめた頃を振り返りながら、今日はそんな話をすることにしよう。

さぁ、今日も早速いってみよう!!!

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はじめは遠回りに感じる

タスク管理をはじめたばかりの頃は。

毎日タスクリストを30分〜40分。長い時には1時間かけて作っていた。

なぜそんなにタスクリストを作るのに時間がかかっていたのか。

一つはタスクリストを作ること自体に慣れていなかったこと。

もう一つはある意味、タスクリストをきちんと作りすぎていたことだ。

タスク管理をはじめたばかりの頃は、タスクを完璧にコントロールしようとしていた。

佐々木正悟さんの「クラウド時代のタスク管理の技術」を読んで。佐々木さんがタスクを完璧にコントロールしているかのように見えて。

単純な僕は、努力すれば佐々木さんと同じようにタスクを完璧にコントロールできるはずだ。

そう思いこんだのだ。

そして毎日タスクリスト通り仕事が終わらない。むしろ全然終わらないことにガッカリして。

翌日また一生懸命タスクリストを作り込む。

そんな日々を半年くらい続けたのを覚えている。

やめてしまったら忙しい生活から一生抜け出すことはできない

この時期の僕は朝7時に会社に出社し、夜9時に仕事を終えるという生活を送っていた。

その時期に毎朝30分〜40分タスクリストを作る。

今思えばよくやったものだ。

当時は「これだったら仕事を一つ片付けたほうが早いのではないか」。

そう思ったことも少なくない。

しかしここでやめてしまったら、僕の忙しい生活は変わらないままだ。

自分の働き方を変えるためにタスク管理をはじめたのだ。

悩んだらそう自分を説得して、タスク管理をとにかく続けた。

ある時から見え方が変わる

何かを続けていると、ある時に世界の見え方が変わってしまうことがある。

何かをずっと続けたことがある人はわかるはずだ。ブレークスルーというか、パラダイムシフトというか。

「あ、そういうことだったのか」

そう。その時は突然やってくる。

僕の場合、まずタスクリストはある程度「適当でいい」ということを理解した。

そう。完璧なタスクリストなんてありえない。完璧なタスク管理はありえないし、そもそも必要ない。

そのことを「わかった」のだ。

そして小さな工夫でも、積み重ねることで少しずつ消費時間は減っていくことも知った。

この段階で朝タスクリストを作る時間は20分以下になっていた。

そしてタスク管理をはじめて4年が経とうとしていた時にたどり着いた境地。

それは「1日で本当にやらなければならない仕事は2つか3つくらいしかない」ということだった。

このことに気づいたら、世界の見え方が変わった。

今まで「時間がない」と思っていた世界が、「時間はある」と思えるようになった。

そして今は毎朝タスクリストを作る時間は10分以下になっている。

そして僕は理想の生き方を手に入れた。

毎日にゆとりがある。妻や家族と過ごす時間がたっぷりある。

毎朝コーヒーを飲みながらブログ書く。見たい時に映画を見る、本を読む。

「やらなければならないこと」からの解放。

現実が大きく変わったわけではない。自分の世界の見え方が変わっただけ。

それだけでこんなにも生活が変わっていることに、自分でも驚きを隠せない状態なのだ。

まとめ

タスク管理をはじめても、挫折してしまう人が多い理由。

それはあまりにも早く成果がでると期待してしまっているからだ。

テニスをはじめてすぐに思い通りにショットを打てるようにならないように。

タスク管理も技術である以上、習得するのに時間はかかるのだ。

最初の頃はもどかしい思いもするだろう。

タスク管理をやる意味があるのか。疑問に思うときもあるだろう。

しかし続けていけば必ず、少しずつタスク管理の効果を実感できるようになるはずだ。

全てのタスクを頭の外に置くことで、脳がストレスフリーになること。

予定終了時間がわかること。

そんな小さな喜びを積み重ねていくと、いつか大きな気づきが生まれる。

見える世界が変わってくるのだ。

その瞬間が訪れるのを信じて続けること。

これだけがあなたが求める未来を手に入れほうほうなのだ。

ということで、参考にしてほしい!!!

毎日コーヒーを楽しむ いつでもスタオバより

このエントリーのメッセージ

タスク管理は最初は辛くても、続けていけばいつか世界の見え方が変わってくる!

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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