TaskChuteはもう一人の自分を呼び寄せる?

TaskChuteを使っていると、「今」に集中できる。

今、目の前で取り組んでいるタスクに集中できる。以前、このことをエントリーに書いたことがある。

全てのタスクを把握したうえで、今日中にやることを限定して、タスクリストを作成している。

そしてタスクをこなす順番も決める。このまま仕事を進めれば何時に帰れるのか、見通しも見える。

TaskChuteにより得られる安心感。この安心感が目の前のタスクへの集中力を高めるのだ。そしてこの「今」に集中できると、さらに良い効果が生まれる。

ではその効果とは何なのか。今日のテーマはこれにしようと思う。

さあ、今日も早速いってみよう!!!

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自分の行動を意識できないという問題

誰もが忙しいこの時代では、今この時に集中するのがますます困難になっている。スマホを見ながら、歩く。仕事のことを考えながら、食事する。

このマルチタスク状態。何が問題なのか。それは、一つの行動に対して意識が向かなくなることなのだ。

最近歩きながら、空の景色を見て「綺麗だな」と思った時はいつか。食事の時、料理に意識を向けて味わって食べているか。

マルチタスクは一見、効率的だ。しかし、自分の行動に意識が向けられないという致命的な欠点がある。

あなたは自分が何をしているのか、感じずに行動しているのだ。これは大げさな表現ではないだろう。

この、自分が今何をしているかよくわからない状態。ここから、いかに脱出するか。

ここにタスクを上手くこなしていくためのヒントが隠れているのだ。

自分の行動を意識するから、上手くいく

例えばの話。今、一つタスクが終わった。そしてタスクリストに目を移す。次のタスクは「企画書を作る」、だ。うーん、気が重い。

その下のタスクには「経費精算」という簡単なタスクがある。あなたは経費精算に着手しようとする。この時に、後ろにもう一人の自分がいたら。

「おーい、今企画書のタスクを先送りしようとしてるよ!」と声をかけるだろう。

自分の行動に意識が向いている時というのは、こういう感覚なのだ。

もう少し説明しよう。

一つのタスクが終わり、TaskChuteに目を移す。僕の意識はTaskChuteを操作することに集中している。企画書というタスクを見た時、気が重くなるのは一緒だ。

しかし、先送りしようとする時、「あ、今自分は気が重くなっている。タスクを先送りしようとしている」と認識ができるのだ。

先送りを認識ができることが、実はとても大きい。認識が出来てれば、その対処法は自分でもわかっているからだ。例えば、「5分だけやってみる」という形が対処することもできる。

TaskChuteを操作している自分を、後ろから見ているような感覚に襲われる。きっとTaskChuteユーザーなら同じような感覚を味わっているのではないか。

これは「今」に集中し、意識を自分の行動に向けている結果と思われる。自分の行動を意識することができるので、合理的に行動することができる。

少なくとも、気づいたらFacebookを30分みていたという事態はまず起こらないのだ。

まとめ

TaskChuteを使えば、タスクを頭で管理する必要がなくなる。それはすなわち、今、目の前に集中できるようになることを指す。

そして「今」に集中できるようになると、自分の行動に意識を向けられるようになる。例えば、タスクの先送りをしようとした時に、「自分はタスクの先送りをしようとしている」と認識することができる。

自分の行動を認識することができれば、不合理な行動に対処することができるのだ。

ITが進化し、今に集中しにくくなっている時代。この傾向はこれからもっと顕著になっていくだろう。そんな中、いかに「今」に集中でいる環境を作れるか。

そのためには、脳であらゆることを管理しないことだ。脳は今目の前のこと、一つのことに集中させてあげるべきだ。

そしてそれを可能とする方法として、タスク管理がある。そしてこのブログでお伝えしている通り、タスク管理で現在最も今に集中できるツールがTaskChuteなのだ。

全てのタスクを脳みその外で管理する。脳がストレスフリーな状態で、目の前のタスクに取り組めている。TaskChuteを使えば、そんな状態は夢物語ではないのだ。

あなたも、そろそろタスク管理を始めてみたらいかがだろうか。やるかやらないか。

決めるのは、あなただ。

ということで、参考にしてほしい!!!

最近「今」にハマってるいつでもスタオバより

TaskChuteに興味を持たれた方はこちら↓

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この記事を書いた人

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滝川 徹

「30分仕事術」考案者。Yahoo!ニュースやアゴラに記事掲載多数の現役会社員。作家。タスク管理の専門家・セミナー講師。

1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。

時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』他。

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